懐かしい昭和30年代初頭の情景

 つい最近ジィジが観て感動した映画(DVD)の話を少々・・・・
 そのタイトル(映画の題名)は『ALWAYS/三丁目の夕日
 日本が太平洋戦争で敗戦し・・そのショックから健気に立ち直ろうと・・
 国民が一丸となって復興に精力を注いでいた昭和33、4年頃の話。
 丁度、あの復興のシンボルである「東京タワー」が完成間近の設定だ。


 舞台は東京のとある街並みの小路にある小さな自動車修理会社(工場?)
 の家族と、その向かいにある子供相手のお粗末な駄菓子屋の主人である
 売れない独身作家とが織り成す、日々の泣き笑いの情景の数々・・・・
 短気で乱暴だけど心が真っ直ぐな鈴木オートの社長(堤真一)と、その
 夫を理解して支える気丈な妻(薬師丸ひろ子)に、一人息子の一平少年。
 そこに集団就職で上京し整備士として働く東北の少女・六子(堀北真希)。
 そして文学作家を志し一生懸命に投稿するが全く芽が出ない茶川駄菓子屋
 の冴えなく情にもろい独身男(吉岡秀隆)と、とある事情でその男の世話に
 なる事になった淳之介少年、独身男に惚れる飲屋の若いわけあり女(小雪)、
 戦争の爆撃で愛する妻子を失った中年町医者(三浦友和)、隣に住む明るい
 タバコ屋の中年おばさん(もたいまさこ)など々。。その他の配役も豊富だ。
 当時の世相では一般家庭における贅沢な夢(ステータス)だった家電製品
 “三種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)”の描写、懐かしいフラフープ、
 その他にもたくさんのジィジ世代には懐かしい記憶と場面が蘇ってくる。
 集団就職で頑張っている六子(むつこ)に対する送り出した母親の愛情・・
 昔気質で典型的な日本の父親の姿だが人一倍家族思いの鈴木オートの社長・・
 偏屈で天の邪鬼(あまのじゃく)だが心根が優しく他人思いの独身作家・・
 一平少年と淳之介少年の素朴で純真な友情・・・・etc


 日本の家族の原点や、人に対する思いやりや優しさ、そこに生きる人達の
 力強い夢がたくさんたくさん溢れていた。
 
 今の世の中では見失ってしまい忘れられた・・古き良き時代の『日本の心』
 そこにはあった様な気がして・・感動したのはジィジだけだろうか?
 興味のある方は是非ご一見あれ! きっと貴方も感動するとジィジは思う。
 ちなみに原作は『西岸良平三丁目の夕日小学館ビックコミック掲載じゃ。