何回目だろう?

 今日(もう昨日か・・)何回目になるだろうか?
 『遥かなる山の呼び声』 のCDを観賞。
     長い冬が去り
   春がゆき
   短い夏がくる

 
  道東の釧根原野(たしか中標津町辺り)を舞台にして
  大自然の中でひたむきに生きている母子と、そこに現れた殺人逃亡犯を
  中心に、人々の心の情景の変化を繊細に描いている名作だ。


  『どしゃ降りの大雨の夜、母子の住む農家の窓硝子を叩いて
   彼(田島⇒高倉健)は突然現れる。
   道に迷ったので納屋でも良いので一夜の宿を・・・・と
   雨が上がった翌朝、彼は一宿の礼を云い去って行く。
   そして・・・・長い冬が去り・・春がきて・・短い夏がきた時・・・・
   彼は再び母子の前に現れた。
   この牧場で働かせてほしいと・・・・
そうしてこの物語は始まる。


     武志(子⇒吉岡秀隆)は実の父親のように田島に懐き、
     一緒に暮らす内に田島と未亡人(賠償千恵子)の間には
     仄かな想いが芽生える・・・・。
     ある晴れた日の草競馬の会場、追って来た刑事に尋問され、
     逃亡する事を観念した彼は未亡人に全てを話し翌朝自首して
     母子の前から静かに去って行く。
・・・・時は流れて・・・・


   判決が出て刑務所(網走)に護送される列車に、
   未亡人と彼女を陰で助ける男(ハナ肇)が乗車して来る。

     【この場面が最大の見せ場です!!】
   農家を止めた事、田島が刑期を終えて帰って来る迄
   町(中標津町)で働きながら武志と2人で待っている事を、
   涙ながらに未亡人は田島に伝える。

   田島の目から溢れ出る涙・・・・余韻を残してこの物語は終わる


 主な出演者たち⇒高倉健、賠償千恵子、吉岡秀隆渥美清
            武田鉄也、このはのこ、畑正憲下川辰平など


 過日 あいの里のomiko san のブログを読んだ時に何故か急に
 凄く観たくなりレンタルしてきた。
 やはり良い映画は何度観ても感動する! 
 そして何度観ても心が休まる。