大腸内視鏡検査・・顛末記

今日は久々の大作です。じっくりとお読み下さい(自爆ネタです^^)
昨日受診した『大腸(下部消化器)内視鏡検査』の顛末の一部始終。
皆様にお届けするこの秋話題の新作は・・・・
 2007年秋・芸術祭推奨作品/厚生省推薦・日本医師会大腸疾病検査部会全面後援『あるジィジのあくなき生への執念・大腸内視鏡検査顛末記』
  北海道道東S町の片田舎にバァバと暮らす、とある初老の男が経験した
  恥ずかしさの中にも、生への執念を鮮烈に描いた実話である。
  《キャスティング》
   ■主  役・・・・・・ジィジ(まっこと遅咲きの59歳新人男優)
   ■ヒロイン・・・・・・美人看護婦(将来有望の大型新人女優)
   ■脇  役・・・・・・検査技師及びその助手(経験豊富な渋い演技が定評)
   □舞  台・・・・・・K市のM病院
   □監督・編集・・・・ジィジ
   □上映先・・・・・・・・日本全国(ジィジブログ館)
   □制作費・・・・・・・・9,085円


【あらすじ】
今月の1日にジィジは毎年職場で実施される3時間の人間ドックを受診。
その結果・・・・  便潜血 の報告。
要するに検便(ウンコ・・デス^^)に血が混じっていたのである。
ジィジ、おそらく持病の痔疾の所為だろうとお気楽にタカをくっていたら・・・・。
病院からの検査結果の通知には
『1ヶ月以内に再検査大腸内視鏡検査)を受診して下さい』と無常の告知。
今まで「胃」や「鼻」や「喉・食道」の内視鏡検査の経験はあるが
まっこと、ケッの穴からの内視鏡検査は今までの人生では全くの初体験。


   今までそんなの受けた事なぁぃ〜


バァバから「たっくん(初孫)の為に受けた方がいいよ」とのキッゥィ一言で受診覚悟。
それを云われると・・・・“拓命”のジィジは弱い(;^^;)
病院に連絡して検査日が決定。 それが 昨日(26日)
事前の22日、最近その検査を受診した友人の開さんから
「モッちゃん(ジィジの愛称です^^)、全然余裕で楽勝だょ〜。」と・・・・
励まされながらしっかりと検査の予備知識を色々と仕入れておいたのだが・・
24日、検査食(検査前に大腸の中を綺麗にするための食事)を受け取りに
※味は悪くない
病院に行って検査に関する説明を美人の看護婦さん(関係ないか^^)から聞く。


一瞬、ジィジの脳裏に異様な思いが走り過ぎた!
こんな美人に“水戸黄門様”を見られたくなぁい!!


検査前日は購入した検査食(3食分で1,575円もした)で大腸内の大掃除。
以外と美味い。でも何か物足りない感じがする、が・・我慢・我慢。
検査のために1日休暇を取り、いよいよ検査当日を迎えた。
朝入浴し身体をキレイキレイにして、意を決して出陣ですョ。
病院へ・・いざッ・いざッ!!


【これより5時間余りの迫真の演技が続く・・】
ここからは分刻みのスケジュール調で・・・・(笑)
 ●AM9:15
    病院到着後、そうそうに受付完了。待つ事15分。
 ●AM9:30
    処置室に呼ばれて血圧測定・体重測定?・問診。
    (※何と、担当はあの美人の看護婦さん@@)
 ●AM9:40〜AM11:45
    ここから約1時間程かけてマグコロールPを摂取。
    (※マグコロールP・・検査用の大腸内洗浄液らしい)
    200mlずつ5分間隔で1800mlを飲むのだ。
    最初は順調だった・・が、3杯目位から極度の腹痛が襲って来た。
    控え室の直ぐ傍にはトイレが完備。いよいよ戦闘開始だ!
    飲む⇒出す(ウンコだょ〜ん)⇒飲む⇒出す⇒飲む⇒出す・・の繰り返し。
    何回トイレと控え室を往復したのかさえを忘れる程、通勤した(笑)
    もう頭の中(いや、ケツの穴か?)が可笑しくなって来る。


      もう、出るモノが無いょぉ〜!


    飲んだ量が7割位になると、出るたびに看護婦さんがウンコの色の確認。
    「もう少しですネ^^大丈夫ですか^^」って優しい笑顔。
    そんな優しい顔してジィジを苛めないでくれぃッ!


     頼むからウンコ見ないでぇ〜(恥)


    最後はまっこと無色の水分(マグコロール)しか出てこない。
    全部飲みきって・・多分、全部出しきって・・やっと、OKが出た。
    辛い試練は、これで完了・・と、思いきや!
    そこへ聞こえてきた美人看護婦さんの“悪魔の囁き”


      「最後に“浣腸”しますネ^^」


      えぇぇっーー(絶句!)
      そんなの聞いてないょぉーー!


    この美人看護婦さんが“浣腸”をするの?  まさかネ?
    ジィジ、重い足取りで・・看護婦さんに呼ばれて処置室へ
    「靴を脱いで下半身は全部脱いで下さい」
    悪い読みは的中するものです。 執行人は美人看護婦さん!
    云われるがまま下半身スッポンポンでベットに横たわる。
    ジィジの、お願いだから見ないでッ!の、切なる願いも空しく


       菊のご紋をしっかりと見られた!!


    看護婦さんのしなやかな指先(見たわけではないが・・たぶん)が
    ジィジの黄門様を難なく無造作に・・ か・い・も・ぉ・ん〜!
    戦闘開始じゃぁなくて・・浣腸開始@@@ (快感かも@@)    
  「終わったら暫らくトイレで立ったまま我慢して下さいネ」


      即座に大腹痛。 “我慢なんか出来るか!”


    又もや、トイレは大洪水。 ジィジの大腸がえぐられる。
    あれやこれやで、とどこおりなく準備は完了した。
    苦痛と恥辱の準備の所要時間は・・・・2時間5分余り。
    1時間余りの休憩の後、最大の見せ場・・いよいよ検査開始だ。
    合間の休憩時間中もトイレから数回、召集令状の発令。
 ●PM13:00
    遂に舞台はクライマックスへと・・・・進展。
    今度はランニングシャツ以外は全部剥奪されてしまった。
    指定された検査着(パンツは尻部分が開いている)に着替えて、
    検査助手の云われるままに検査台の上で、もうまな板の鯉状態。
    主役は準備万端整って、いよいよ脇役の登場。
    ここまで来たら、もう何にも怖いものも恥ずかしい事も無い!


    “煮るなと焼くなと好きにしてくれィッ!”


    大腸の緊張を解く注射を打たれて、最初は横向き。
    ケッの穴を開かれゼリー状のモノを充分に塗られて挿入開始だ。
    「痛くないですからねぇ」
    「もし痛くて我慢出来ないようなら云って下さい」
    「空気を入れますのでガス(屁)は我慢しないで!」
    「じゃぁ、入れますよ」


    “何でもいいから早くしてくれッ!”


    ん、思ったより痛くない。 以外とスムーズだ。
    最初の90度のコーナーを難なく通過。
    “そう云えば昔、こんな映画があったなぁ〜”
    たしかミクロの決死圏だったと思うが・・なんて
    余裕を持っていたら
    「今度は仰向けになって右膝を抱えて下さい」
    「チョット辛いですょぉ〜」
 


    3番目のコーナーに到達。 “痛いッ!!!”
    今までとは比べ物にならない激痛がジィジを襲う。
    まるで腹の中を掻き回されて抉られる様な痛さだ。


    “何だ!コリャー 何だ!!コリャー”


    余りの痛さに何もかも投げ捨てて、この場から逃げ出したい気分だ。
    経験は無いが、きっと女性の出産もこの様な辛さなのだろう。
    何分位、その激痛が続いたのだろう。 すると、スゥッーと楽になった。
    そこへ検査技師の声
    「きれいですよ。全くポリープも無いですね」
    「見えますか?問題ないですが、大腸憩室がありますねぇー」
 
    ん、何だ? 大腸憩室って?・・ 一瞬、不安が過ぎる。
    〔※大腸憩室とは⇒ http://daichou.com/div.htm を参照されたし〕
    ジィジは上目遣いに映し出されたテレビの画面を直視。
    ウォゥッゥー! 何と綺麗な事か!
    まるで宇宙のようだ(驚愕)

    ジィジ59歳にして自分の大腸内部を初めて見たのだ。
    「大腸憩室はよく診られる症状で、この程度だと全然問題無いですネ」
    その言葉に気の弱いジィジめはホッとひとまず胸を撫で下ろした。
    大腸内全ての部分の検査を終え、抜かれる時はさほどの苦痛も無く
    スムーズにカメラ(内視鏡)は出口(ケッの穴)へ帰還して検査は無事終了。
    撮影時間じゃぁなくて・・検査の所要時間は・・・・約40分余り。


     【検査結果】は “特に異常なし”


辛く恥ずかしい検査を、あくなき生への執念 を持って無事にやり遂げた
とある初老の男は “自信と確信” に満ちた後姿で病院を後にしたのだった。


  その背中に漂うオーラは拓への愛しい思いに満ち溢れていた・・・・。


  チャンチャン・・・なぁんちゃってネ(大爆)


  【製作後記】
   検査を終えて自宅へ帰る途中の車中は大腸に送り込まれた空気が
   ガス(屁の事ですが・・^.^)となって、大噴出の連続状態。
   全く臭くは無いのですが・・・・うるさい事・うるさい事(@@)
   その内の数回は少々の水分流出もありましたがネ(笑)