ジィジの珍道中ロンドン記〔10〕

いよいよこの日は、ジィジがこの旅行においてもう一つの大きな目的でもある、
ウィンザー城⇒ストーンヘンジ⇒バースを、1日掛けてバスで巡ります。
AM7:45ホテルロビー集合。 tubeビクトリア・コーチ・ステーションに向かう。
この日、ちけぞうはロンドナーsanがチケットを確保してくれた“オアシス”のコンサートに、
ひと足早くリヴァプールに出掛ける事になり、ジィジ達とは別行動でした。
AM9:00、ツアー客40人余りを乗せたバスはビクトリア・コーチ・ステーションから
一路ウィンザーへと走り出しました。
ここで少しばかり笑える話を・・・・
実はこの日のツアーガイド(女性)さん、片言の日本語が話せました。
と、云うよりか? 日本語を勉強中らしく特に話したがっていたのかも・・・・(^^)
バスの中では、英語のガイドの後に必ず日本語でのガイドが入り、
何かに付けて説明の冒頭で 『 ジィジ家の皆さぁ〜ん 』 と、呼びかけてくる。
外人特有の、何とも云いようのないイントネーションの日本語で・・・・(笑)
日本人のツアー客は、ジィジ達の他に4人程いたのに・・ 必ず 『 ジィジ家の皆さぁ〜ん 』
呼ばれる度に、少々照れくさく申し訳なかったジィジ家7人の一行でした(笑)


ではでは本題に。
【10月8日】 ウィンザー ストーンヘンジ バースの旅
ウィンザー城(エリザベス女王陛下の居城)
これがウィンザー城の全景です。

たくさんの観光客で賑わう、ウィンザー城前の駐車場とお土産屋さん。

そのお土産屋さんの中で見つけたユニークな自販機の取っ手です(取っ手がコークの瓶)

お土産屋の脇の階段を上がって少し進むと、左手には壮大なウィンザー城の勇姿が・・・・。
テムズ河上流に威風堂々とそびえ立つ、ヨーロッパ最大にして最古の居城です。

このホームを通ってお城へ向かいます。ホームにはレトロっぽい装飾鮮やかな機関車が・・。

ホームを抜けてブランド街を通り過ぎると・・・・

やがてウィンザー城の城壁が目に飛び込んで来ます。

エントランス前で説明しているのが 『 ジィジ家の皆さぁ〜ん 』“噂のガイド”さん(^^)

城門の手前に建ち並ぶ、たくさんの洒落たショップ群と格好良いお姉さんの後姿(^^)

エントランスでチェックを受け、右手のスロープを進み城門を潜って城内へと足を進めます。
(※案内図の右上が入り口で、左下が出口です)
因みに水色のマフラーをして颯爽と歩いているのは、リエ娘です(^^)
そして右の写真は良く手入れがされた緑鮮やかな中庭。

紺碧の空には、何処へ向かっているのか? 飛行機が飛んでいました。

中庭附近でガイドさんから説明を受けるツアー客一行。バァバが一生懸命に撮影中です(^^)

実はこの日、女王陛下が不在(後、数日したら滞在する予定らしいのですが・・)だったので、
本当に運良く「お城の内部」を観る事が出来ました(残念ながら写真撮影は禁止でしたが)
王室の由緒ある調度品や美術品の数々が展示されている ステート・アパートメント
更にはたくさんの居室や、 ドールズ・ハウス (これには全員とても感動でした) etc
写真で説明出来ないのがとても残念なジィジです。 是非共、一見の価値ありだと思います。
どれもこれも、歴史の息吹と重みを目一杯に体感させられた見学でした。
只、長時間の見学だった為、
拓が飽きてしまい、抱っこして見ていたジィジの両腕はガッチン・ガッチンでしたョ(笑)
中庭附近から見下ろす出口附近の様子。 右側に見える建物がセント・ジョージ礼拝堂

出口附近から見上げた中庭附近の様子。 右手奥にはラウンド・タワーも見えます。

そしてここが出口(Exit)。 2時間ほどの見学でした。

拓が手にしているのが説明用Audio(無料音声ガイド)。 これがなかなかの優れ物でした。
(※ ○印の場所でスイッチオンすると日本語でガイドしてくれる)
この説明用Audioは、次のストーンヘンジにもバースにもあり、とても重宝しました。
そしてお決まりの記念写真です(^^)
セント・ジョージ礼拝堂 を背に、ジィジ&バァバ&拓の3人と、全員で見学証拠記念写真(笑)


ウィンザー城を後にしたバスは、途中ランチを取る為に郊外レストランで停車。

ストーンヘンジへ向かう途中の道路沿いにあった、Bell(ベル)と云う名のレストランでした。
ジィジ達の為にロンドナーsanが事前にオーダーしてくれていたランチです。
料理名は全く覚えていませんが、ご覧の通り肉と野菜やサラダやポテトの盛り合わせ(笑)
でもそこそこ美味しかったですョ。 要するに腹ペコの時は何を食べても美味い(爆)

それで以ってこれ、何だか解ります? 
そうです!! これがイギリス名物で有名な 「フィッシュ&ポテト」 と云う料理だそうです。
ヤスママがイギリスで、一度は食べてみたかった料理だったらしくて・・・・
(※要は白身魚のフライ&グリーンピース&フライドポテトの盛り合わせ料理なんですが・・)
納得したように満足気に食べていたのが、とても印象的でしたョ(^^)


いよいよ次はストーンヘンジです。
ストーンヘンジ
これがストーンヘンジの全貌です。

見えて来ました。 遂にストーンヘンジに到着です。 ジィジの胸が高鳴ります!!

余りの壮大な威厳さに 『 なぁんにも云えねぇ〜!! 』    

そんな中、 愛孫“拓”も何かを感じたのか?
ストーンヘンジに向かって、ロンドナーsanと2人で手を合わせていました(笑)

ジィジは一生に一度でいいから、これが見たかったのです!!
只々、感動です!  只々、感嘆です!  只々、驚愕です!

英国最大の古代の神殿 ストーンヘンジ は、紀元前3000年から1600年にかけて、
凡そ1400年間もの(木造⇒石造に変遷)気の遠くなるような年月をかけて、
古代人が莫大な労力と桁外れた英知 を以って、この地に築かれたのです。
気の利いた大型重機など、当然ながら有る訳など無かった時代にです。 驚きです!
世界遺産でもあり世界最古の文明を示す重要なこの遺跡(ストーンヘンジ)を建立する為に、
遥かに遠い昔・・古代人は、太陽と月の運行を割り出したと云います。

古(いにしえ)の人類はやはり偉大です!!
何もかもが偉大すぎて、凡人のジィジには全く以って想像がつきません。
だから ちっぽけなジィジには、到底想像など出来る訳がありません!
生きてる内にこの目で直に見る事が出来て、まっこと良かったぁー!

ストーンヘンジを一周した辺りに、今にも倒れそうに無造作にかしがって建っていた巨石。
これはヒールストーンと云って、加工されていない岩塊だそうです。

兎にも角にも・・・・
ジィジ、大満足で大感動のひと時でした。 機会があったら再び訪れたいものです。
ストーンヘンジへの出入りは、右側のこの細い通路を通って行きます。

帰りしな、お土産店でバァバが見つけて購入した、とても貴重で珍しい写真です(^^)

〔※1997年4月15日PM10:45、
   ハレー彗星ストーンヘンジ真上を流れた時に撮影された写真です〕


そしてバースです。
●バース(The Roman Baths)
これが世界遺産「ローマ大浴場」の全容です。

ストーンヘンジを後にしたバスは最後の見学地バースへと高速道路をひた走り。
やがて車窓には優雅なバースの街並みが・・・・。
英国を代表する女流作家 ジェーン・オースチン が、こよなく愛した街並みです。
(※ジェーン・オースチンhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3

エイヴォン川に架かる橋を過ぎると、ヴィクトリア美術館が真正面に見えて来ました。

これがヴィクトリア美術館。 そしてギルバートホール前のロータリーでバスから下車。

バスを下車したジィジ達ツアー客一行は、バース寺院前の大広場へと移動です。
イギリスでは何処へ行っても、このような威厳ある建物に驚かされます。

左が The Roman Baths の入り口で、右が PUMP ROOM の入り口です。

これが建物の全貌(模型)です。
ローマ軍により西暦43年に建造が始まり、西暦75年に既に存在していたとは・・・・
とても想像が出来ません。
ストーンヘンジ同様、古の人類はやはり偉大です!!

ここでも拓は 説明用Audio(無料音声ガイド)を手にして、大はしゃぎでした(^^) 

この Roman Baths では、今でも毎日125万リットルものお湯が湧き出ているそうです。
そしてこれが一番大きな Great Bath(大入浴場)。

ここでもジィジ家定番の記念写真を、バース寺院Great Baths を背にパチリ(笑)

Roman Baths 前の広場にいたパントマイム?の大道芸人さん。
生きてます!! 傍に近寄ると、急にポーズを変えたりするのでびっくりしました。
決して銅像なんかではありませんョ(笑)

偉大な歴史の片鱗に触れたジィジ達は、有名な Royal Crescent を横目に見ながら、
名残惜しい バース を後にしました。
(※ロイヤル・クレッセント・・ http://all-a.net/a_map/uk_bath/crescent/crescent01.html

帰路の途中の田園風景です。 何とも云えない丘陵の曲線が、妙に心に残りました。

丸1日かかったツアーも、これで全て終了です。 お疲れ様でした(^^)
ロンドンに戻る帰りの車中では、全員死んだように爆睡でした(^>^)