ジィジの珍道中ロンドン記/最終章〔13〕

この日でロンドンに来てから9日目。
毎日・毎日が楽しい事ばかりの連続で、時間の経つのが実に早い。
が・・・・然し、もう終点は直ぐそこまで迫って来ている。
いよいよ『ジィジの珍道中ロンドン記』も最終章。
明日(12日)の夜には、この楽しかった旅も終わりを迎えてしまう・・(;^^;)
“Never Ending Story” なんてぇ訳にはいきませんかネェ〜。
仕方がないか?
最後の追い込みです。 頑張って書く事にしますか。。。。


『随分と旅行記の幕〆を伸ばしてしまいました。 前回から4ヶ月も経過です。。。
 結構、自分の杜撰さ(吾亦紅ではありませんが・・)を反省しています(ポリポリ)
 言い訳になってしまいますが、気持ちとしては何故か終わらせてしまうのが残念で残念で・・
 終わらない内は、まだ暫らくはロンドン旅行の想い出に浸たっていられるような気がして・・・・』


でも、これが『最終章』となります。
【10月11日】 ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)
ハイド・パークHyde Park)〜市内観光
昨日の長旅(リヴァプール)の疲れも手伝ってか、今日の朝はゆっくりです。
いつものように朝食をしつかりといただいた後、午前中は余裕が充分・・・・。
ジィジ家ご一行様(笑)の今日の予定は、昼過ぎからロンドン市内の西側観光。
時間があるので少しづつですが、帰国の荷造りに精を出すジィジとバァバです。
実はこの旅行にはそれぞれに目的がありました。
●ジ ィ ジ 〜 何をさておいても「The Beatlesの足跡巡り」&「ストーンヘンジ
●バ ァ バ 〜 「イギリスの名所観光」&「パリ/ルーブル美術館
●ちけぞう 〜 「パリ/ロンシャン競馬場“凱旋賞”」+「Oasisのコンサート」
●ヤスママ 〜 「リチャ&ロンドナーsanのお宅訪問」&「ポートベローマーケット
●  拓  〜 「わがままな大人達のお付き合いと、癒し担当(笑)
●カナイ&リエ〜「本格的なアフタヌーンティー」&「ロンドン市内観光とショッピング


『これらをリチャ&ロンドナーsanご夫妻は、一つ残らず網羅してくれました』


その目的だったポートベローマーケット(Portbello Market)へ朝早くから、
ヤスママロンドナーsanとお出掛けです(^^)


Portbello は、ジュリア・ロバーツ主演でノッティングヒルの恋人と云う
映画の舞台となった場所として有名ですよネ。

アンティーク大好き人間のヤスママにとって、そこはまるで天国・天国(^^)
いくら時間があっても足りない!!
但し、お金が続けばの話だがネ・・・・(笑)
昼過ぎに2人とケンジントン・ガーデンズ近くのストリートで待ち合わせて、
それぞれ好みの昼食を買い求め、取敢えずケンジントン・ガーデンズでの
ランチ・タイムへと向かいます。
ロンドナーsanの説明を耳に歩きましたが、右や左に名所古跡が盛り沢山です。


★世界的に有名な ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)
毎年夏には、英国最大のクラシック音楽祭がここで催されるそうです。
とても由緒ある歴史の重みが感じられる建物で、圧倒されてしまいました。

ケンジントン・ガーデンズから見たロイヤル・アルバート・ホール。

中はどうなっているのかなぁ〜。 きっと豪華絢爛んだろうなぁ〜。。。
(※一応ジィジは建築関係者?なので興味津々です)


サーペンタイン湖 を挟んで、右手にハイド・パークHyde Park)
左手にケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)があります。
ゲート(右/クィーンズ・ゲート、左/アレキサンドラ・ゲート)に挟まれた通路を過ぎると
凛々しいアルバート公https://tabidachi.ana.co.jp/card/704445)の勇姿が、
Kensington Rd. を挟んで悠然と Royal Albert Hall と対峙しています。
アルバート・メモリアル(The Albert Memorial)

この日は折しも土曜日だったので、たくさんのロンドンっ子達が訪れていました。

はこの日、ロンドンに来てから初めて自由に解き放されたので、
今までの「ウップン」を晴らすかのように、彼は元気一杯走り回っていました(笑)

公園内の路並は10月中旬だと云うのに、まだまだ緑がとても鮮やかです。
行き交う人のセンスの良い事。 思わず外国に居るんだなぁ〜と、再認識でした。

国民性なのでしょうか?
路並にはゴミ一つ落ちてはいませんでした。 感心しきり!!
ロンドンっ子はとても自然を大切にしているのですネ。

公園の彼方此方では、拓と同じようにリスが自由に跳ね回っていました。

公園内にある湖、サーペンタイン湖(The Serpentine)です。
ボートで遊ぶ人や思い思いに寝転がって、のんびりと自然を満喫しています。

左が公園内の「公衆トイレ」。 話の種に利用してみましたが、とても清潔でした。
そして右が「音楽堂」。 時折、クラシックのコンサートが催されるそうです。
こんな所で寝そべってクラシックを聴けたら、最高でしょうネ(^・^) 不謹慎かな?

ゲート脇にあった公園の案内板です。
右手に見える細長いサーペンタイン湖を間にして、
左側がケンジントン・ガーデンズ右側がハイド・パークになります。


★これがかの有名な ケンジントン宮殿 (Kensington Palace)
世界的に人気のあった、故・ダイアナ妃 が住んでいた宮殿です。
厳重な日本とは大違い。 公園の中に有るなんて、少々驚きです。
世界中から愛されていたのですネ。今でも弔問に訪れる人が後を絶たないそうです。

もう一つ驚いたのがこれ。 公園内専用のゴミ収集車だそうです。

やはり紳士の国はエコにも徹底している。日本も見習わなくてはいけませんネ。
公園内をゆっくりと存分に堪能した一行は、続いて市内観光へと足を進めます。


市内観光
公園を出た通りには、こんなにも長い車(車種は?)が走っていました。
一体どんな人が乗っているのでしょうネ???
きっと、相当な大金持ちの人なんだろうなぁ〜〜・・・笑

そして、通りの名称は忘れてしまいましたが、
ここは有名なブランド店が立ち並ぶストリートで、生前のダイアナ妃
よくショッピングに来ていた通りだそうですョ。

ストリートを歩いていて、偶然に遭遇しました。
何とユニークな車なのでしょう。
「グー・サイン」をしたら、彼は誇らしげに笑っていました(^0^)

ところでこれは何だと思いますか?
実は「タクシー運転手さんの休憩所」と云う代物。
彼等が、この中でコーヒーを飲んだり軽い食事をとったりする場所だそうです。

お国が異なると色々な用途の建物があるものですネ。


★そしてこれが余りにも有名な、高級名門百貨店の ハロッズ (Harrods)

エジプト人オーナー/モハメド・アルファイドの御曹司ドディは、1997年パリで
恋人だった故・ダイアナ妃と共に交通事故死した人としても有名ですよネ。


★そしてそして遂に、ロンドン最後の夜を迎えてしまいました。
明日は帰国です。  “帰りたくないなぁ〜”
そんなジィジ達一行の為に、リチャ&ロンドナーsanご夫妻が今回も送別会を・・・・。
リチャsanお薦めのフランス料理店で別れの宴です(>_<。)
そのレストランと云うのがブロンプトン通り(Brompton Rd.)に在る La Bouchee
こじんまりとした、とてもシックで趣のある素敵なレストランでした。
その上、出てくる料理はどれもこれも超・美味しかったぁーー。
(※当然ジィジには料理の名前など覚えている筈が無いけれど・・・・笑)


頂いた、フランス料理の数々。
● 魚系(笑)                    ● 肉系(笑)

● グラタン系(笑)                ● 肉系(笑)

● 魚系(笑)                    ● スープ系(笑)

そして当然ながら定番のワイン。 残念ですがジィジの好きな焼酎はありません(笑)

最後は閉めのデザートです(^^)
チョコ好きのが食べたそうに覗いています(笑)

お2人のお陰でロンドン最後の夜も、心行くまで楽しませて頂きました(感謝)


【10月12日】 ロンドン記最終章/帰国の朝〜別れ
★ロンドン最終日の早朝風景
いつもより少し早く目が覚めたので、今日も早朝散歩と洒落込みました。
  ♪ 別れの朝  ジィジは  独り早く  目覚めて ・・・・ ♪
何気なく、高橋真梨子さん風に鼻歌混じりで歩き出しました。 咥え煙草で・・。
朝の5時。 ロンドンはまだ目覚めてはいません。
突き当たりのストリートはユーストン・ロード(Euston Rd.)と、云って
ロンドン市内で一番道幅が広い幹線道路です。
さすがに朝早い所為か? 走る車の姿も疎らです。
見慣れたとても垢抜けた信号機が、寝ぼけ眼(まなこ)のジィジを迎えてくれました。
この信号機とも今日でお別れです。

駅もまだ眠っています。 人影も殆んど見当たりません。
毎日、通い慣れたユーストン駅とも今日でお別れ。
『10日間、まっことお世話になりました』
いつの日か、必ず又来ます!!  それまで元気でいて下さい。

やはり、帰りたくないなぁ〜。。。  このまま永住したいなぁ〜。。。
朝から少しばかりセンチメンタルな気分のジィジです。


リージェント・パーク(Regent’s Park)ヒースロー空港
リージェント・パーク(Regent’s Park)
AM10:00にホテルをチェック・アウト。
出発まで時間があるので、見送りに来てくれた リチャ&ロンドナーsanご夫妻
ホテル近くの公園(リージェント・パーク)を案内してくれました。

公園内の路並。 ここもとても綺麗な公園です。

後姿はヤスママ&ロンドナーsan。 はベビッターで寝ています (^0^)V

公園内の洒落たカフェテラス公衆トイレ。 ジィジは此処でもトイレへ・・・・笑
このカフェテラスのソフトクリームはとても美味しかったですョ。

公園内の長閑な風景です。
犬と一緒に散歩をしている人に数人出会いましたが・・・・ 少々、驚きでした。
犬は首輪を付けていませんし、飼い主も日本の様に下の後始末の為の用意を
全くしていませんでした。 そして犬も飼い主の指示通りに動き回っていました。
こういう公園に連れて来る犬は、躾がしっかりとなされているので公園内では
決して淫らに用を足す事は無いそうです。
さすがに紳士の国。 犬まで、紳士たる精神が身についているのには驚きです。

ここも緑が鮮やかです。

公園内に在る、動物園(London Zoo)。 そしてリージェント運河の風情
残念ながら時間的に余裕が無く、中を見る事が出来ませんでした・・・。

リチャsanが是非とも見せたいと云う (Primrose Hill) へ向かう途中に
見掛けた幼い兄妹の、映画のようなワン・シーンです。

泣きじゃくる妹を優しくなだめていた幼い兄貴の姿がとても微笑ましくて、
幼かった頃のちけぞう&カナイの兄妹の姿と重なってしまい、
妙に印象的だったので、思わずシャツターを切っていました(^.^)


プリムローズ・ヒル(Primrose Hill)

遠くに見えるシティ方面への眺望は絶景中の絶景でした。


天気の良い日に、こんな所で一日中寝転がっていたら最高だろうなぁ〜。


ヒースロー空港(Heathrow AP)

色々な国籍の人達でごった返し。 ジィジは何故か妙にドキドキしていました。
話しかけられたり、何か聞かれたら頭がパニクルので・・・・(笑)
ここでもANAロンドンの係の方には、随分とお世話に・・・・感謝・感謝です。

10月12日、ロンドン発PM19:35。 ANA-NH202便。
『又、来る日まで・・・・さようならロンドンの灯よ』
10日間・・・・とても満足で、とても楽しくいつまでも心に残る旅の幕が下りました。

ありがとうロンドン! 今度は、いつ来れるかなァ〜


【10月13日】 帰国
★機内の様子です。
帰りの機内では、おそらくロンドナーsanの心遣いだったのでしょう。
疲れているだろうと、年寄り2人には最前列のゆったりした座席の用意を。
そのお陰で離陸と同時に、ぐっすりと眠る事が出来ました(感謝・感謝です)
目が覚めて外を見ると・・・・ ロシアの上空辺りでしょうか?
もう少しで、日本の領空域に入るようです。
煙草が吸いたい気分を除けば、飛行機も全く揺れずにすこぶる快適な旅です(爆)

帰りの機内食もなかなか豪勢でした。

「拓」はと云えば・・・・
便利な物があるものです。 「拓」専用のベットが・・・・笑
拓はこれのお陰で、帰りの機内ではぐっすりと爆睡でした。
(※やはり3歳の拓もそれなりに疲れていたのでしょう・・ ジィジの我儘に付き合わせてゴメンネ)

日付変更線を跨いで、
10月13日、PM15:20・成田着。
帰って来たぞ・・・・ 帰って来たぞ・・・・ ウルトラマン ♪ テカ
10日振りの母国・日本の土です(笑)

ちけぞう一家は成田から札幌へ直行で帰るので、ここでお別れ。
ジィジ&バァバとの別れを愚図る拓を見送って・・・・
取り残されたジィジ&バァバは、今夜『ANAクラウンプラザホテル成田』で一泊です。

疲れるから・・・・と、云う理由も少しはあったのですが、
実は田舎なもんで釧路までの直行便が、成田からは飛ばないのですョ(笑)


【10月14日】 懐かしの我が家へ
この日はホテルから再び成田空港に戻って、リムジンバスで羽田へ。
(※リムジンバスの成田⇒羽田/片道1人2,000円は少々高いのでは・・)
10月14日、羽田発PM15:00⇒釧路着PM16:35。 ANA743便。
2週間振りに我が家へ帰ります(涙・涙)
「バァバよ あれが 我が家の灯だ」 なぁんちゃってネ(^_^)
コッタは元気にしているかなぁ〜


【後記】
 足掛け11箇月も費やした「ジィジの珍道中ロンドン記」も、やっとこさこれで終了です。
 余りにも何か色々と書き過ぎた衒いもありますが、今にして思えば45年間もの熱い想いが、
 たったの10箇月余りで書き切れる筈など無かったのだと、自分勝手にそう思い込んでいます。
 自分的には“ウーン”と見返す箇所も多々ありますが、それなりに納得し満足もしています。
 お立ち寄り戴いた皆様には、年寄りの綴る拙い文章をご一読戴き、感謝・感激の極みです。
 心よりお礼申し上げます。 誠にありがとうございました。