あぁゆるすまじ 原爆を(怒)

 太平洋戦争で日本に原爆が投下されて今年で61年目。
 広島(8月6日)長崎(8月9日)と・・・・たった4日の間に2度も。
 広島は原爆の日そして長崎は原爆忌として尊い犠牲者の冥福を祈り、
 核兵器全廃への祈りを込めて心を新たにしている。
 2度とあってはいけないと心を痛めるのはジィジだけではない筈だ。
 ジィジはかって広島の原爆資料館に行った事があるけれど、
 その悲惨な情景を目の当たりにした時、言葉にならなかった!


 子ども達の未来に、こんな惨事が決して起こらないように願うだけだ


 ジィジ達、戦後生れの“団塊の世代”は小学校の頃・・よく歌わされた歌がある。
 50数年前、当時は殆んど意味も判らず歌っていた?(歌わされていた)のだが・・・・


  覚えていますか? あの『原爆の歌』を・・・・


       故郷の町焼かれ
       身寄りの骨埋めし焼け土に
       今は白い花も咲く
       あーゆるすまじ原爆を ♪
       三度(みたび)ゆるすまじ原爆を ♪
       我らの町に ♪


  メロディーは最後の音符のところしか覚えてはいませんが・・・・
  曲の力強さの中にも何故か? 今も、もの哀しさを心に感じます。


  ■もう一つの『原爆の歌』
    
  この人は「峠 三吉(とうげ さんきち)」さんという“原爆詩人”です。
  本名は“みつよし”と云うそうですが・・・・。
  28歳の時に被爆し、親戚や知人を探して原爆投下直後の広島市内を
  歩き回ったために、原爆症に罹ったそうです。
  闘病中に診療所の病室で書いた『原爆詩集』が世界的な反響を呼ぶ。

 
        ちちをかえせ  ははをかえせ
      としよりをかえせ
      こどもをかえせ


      わたしをかえせ  わたしにつながる
      にんげんをかえせ


      にんげんの  にんげんのよのあるかぎり
      くずれぬへいわを
      へいわをかえせ


   心の奥底の苦しみから湧き上がり、怒り、叫び、書き綴るこの詩に
   感動を覚えずにはいられない・・・・


     この人達の犠牲の下に、今の日本の平和があることを
     わたし達は決して忘れてはいけない!。。。。